#ADHD 記事No,009 発達障害の生活事情。発達障害の人って上手に生きて行けないの?その2
とある発達障害の人の人生について。その2
前回は、ADHDの発達障害を持って生まれながらそれに気付かず育った為の生き辛さについてでした。
#ADHD 記事No,008 発達障害の生活事情。発達障害の人って上手に生きて行けないの?その1
今回は、私も何度も悩んでのたうち回っている話題です。発達障害の人の人生について。まず、発達障害は社会生活にあまり向いていません。これは残念ながら事実です。理由は、社会自体が健常な人基準で出来ているからです。
前回の続きですが、私はフォロワーさんに背中を押されるようにして、地元広島の心療内科を調べ始めました。前回行って発達障害だと言った医師の所には行きたくなかったので、他の心療内科を探したんです。その結果、私が通いやすい場所に評判の心療内科があったので、電話して予約を取りました。
初めて電話して予約をとった時に思ったんですが、心療内科ってなかなか「突然飛び込み」で行けないんですね。最初でも予約が必要なところが多いみたい。これって、ハードルが高いですよね。
心の様子がちょっとおかしいな、とか言う時、駆け込みでも入れるような心療内科が多いと良いのにと思いました。
人生二度目の心療内科で、私は洗いざらい色々なことを話しました。
出来ないことが多い事。周りと溶け込めない事。まともな仕事に付けない事。辛い事。とにかく色々話しました。
先生は、私の子供時代を聞き取りしたり、テストをしたりしました。その結果、私は二度目のADHDの診断を受けました。そして、通院したほうがいい事。そのために自立支援医療という制度があること。色々教えてくれました。私は、自立支援医療なんて知らなかったので、心療内科に通うには高額のお金がかかるんだと思っていたのでとても驚きました。
それにしても、心療内科の先生も、看護師や受付の人達も、とても優しいです。当たり前の話なのかもしれませんが、何も否定されません。
私が焦っていても迷惑をかけても優しく接して下さいます。これは、私にとって相当な有り難さでした。否定されない、それだけでも心がホッとするのがわかりました。
薬を処方されるのは正直言って怖かったのですが、自分の障害と向き合ってちゃんと生活するには必要かと思い、しっかり服用することにしました。
自分が発達障害でADHDだ、というのを受け入れることにしました。
40歳代になって初めて自分の障害を受け入れましたが、なんとなく腑に落ちる点は多かったです。
遡ること6年くらい前に別の心療内科で初めてADHDだと言われた時、ちゃんと受け入れて通院していればよかったかもと、その時思いました。でも、前回は本当にショックだったんですよね。ただ心療内科に相談に行っただけなのに、突然テストをされて「貴方がADHDだから周りを困らせているんだ」みたいな事を言われて、私が諸悪の原因で私の存在自体が悪いのだと言われているみたいで辛かったんです。
でも多分、それから時間が事実を消化していき、二度目は優しい先生だったのですんなり受け入れられたんでしょうね。
私はADHDだ。発達障害がある。障害を抱えたままで普通に暮らすのは難しい。日常生活をまともに送るには、ちゃんとした自覚と治療が必要だ。…自分自身でそれを噛みしめるように受け入れました。
仕事の場所は考えるべきだ。そして、一人で仕事を探すのはやめよう。
ADHDでの通院を決意してから、まず考え方が変わったのは、私の仕事を探す姿勢からでした。
今までは、ネットで仕事を探して派遣の面接に行っては不採用だったりして、ずっと心がバキバキに折れていましたが、それが原因で私はうつ状態になっていたみたいでした。
でも、働かないと、今の家の収入では子供を大学に行かせてあげる事も出来ない。お金を少しでも稼がなきゃ。
そう思って、色々悩みました。
色々と思い悩んだ結果、私は「世の中に頼る」ことにしました。広島市にある、広島市社会福祉協議会に相談する事にしたんです。しかも、今思い返すと自分でもさすがADHD私、と思うんですが、アポイントなしで突撃しました💦💦
長くなってしまいましたので、続きます。
続きです。
#ADHD 記事No,010 発達障害の生活事情。発達障害の人って上手に生きて行けないの?その3
私は仕事を探しても探しても見つからなくて困り果てたため、広島市社会福祉協議会にアポ無しで飛び込みました。広島市社会福祉協議会とは、生活困窮者の生活再建の相談に応じる自立相談支援事業である「広島市くらしサポートセンター」があり、そこに頼ろうと思ったんですよね。私にとってはワラにもすがる思いでした。
ADHD関連書籍。
増田剛己 | 2015年02月06日発売
スティーブン・A.サフレン | 2011年12月発売
司馬 理英子 | 2016年01月13日頃発売 | ADHDの人が仕事や家事でうまくいかないのは、目の前のことしか見ていないから。場当たり的にする作業には連続性がありません。仕事や家事をスムーズに進めるにはどうしたらよいか。本書ではADHDの人が苦手とする「時間の管理」「ものの管理」「プランニング」「記憶の補強」「持続力」を5つの課題として、職場と家庭での具体的な取り組み方をイラスト図解。自分を励ましながら確かな段取り力を身につけましょう!ひと目でわかるイラスト図解《講談社 健康ライブラリースペ…
司馬 理英子 | 2018年04月12日頃発売 | 本書は、困っていても片づけができない人のための、片づけ方の本です。単純作業が苦手なADHDの人は、いわゆる「普通の暮らし」をすることに苦労しています。片づけができません。不注意、記憶力が弱い、情報を一度に処理できない、などの特徴があるためです。本書では、絶対守りたい2つの鉄則を軸に、アイテム別、部屋別、職場、それぞれに適した片づけの手順を図解。片づけを無理なく継続できるコツもあわせて紹介します。ひと目でわかるイラスト図解《講談社 健康ライブラリ…
松田望 | 2020年01月06日頃発売 | 発達障害でもHAPPY!!!!!不注意 衝動的 多動性特性はプラスの力になる!!発達障害(ADHD)を持つ47歳中年漫画家の日常生活をコミカルに描く捧腹絶倒コミックエッセイ!!「ブリッ?」「ん? 何の音? って俺のウンコかい?」一年に一度は作業に集中しすぎてお漏らし。お漏らしするその瞬間まで気づかないので、まるで他人事。タンポポの綿毛を見ると吹かずにはいられず、大学時代、同級生たちに「メルヘンチックやな~」とバカにされる。大人なのに毎日のように転んで…
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