避難所にペット同行の是非の議論を見たのですが難しい問題ですよね。でも、ペットよりも喫煙者や香害さんの議論もして欲しい。
この記事は、現在は削除済みの旧ブログに掲載していた2019年10月17日の記事をベースにリライトしました。
災害などで避難所に行かなければならない時、喘息や化学物質過敏症、アレルギーなどがある人への配慮の希望を記事にしたものです。
喘息の人は、災害時に避難所に行くのが結構怖いんじゃないかと思うんですよね。
突然ですけど、私には、結構深刻なレベルの猫アレルギーがあります。
すっごい猫が好きなんですが、でもネコアレルギーです。しかも喘息があるので、下手すると呼吸が出来ずに死んでしまいます。だから、もし避難した先にネコが居たら、誰かのペットが原因で私が死んでしまうかもしれないんですよね。
とはいえ、私も犬を飼っていますし、私の犬が誰かのアレルギー原因になる可能性もありますし、ペットが家族の一員って言うのはよくわかりますので、絶対に動物アレルギーの人が居る場所にはペットをご同道させないなどの配慮をしつつ、ペットと一緒に避難できるようにしてあげて欲しいと心底思いますね。
問題はペットじゃなくて人間だと思うんですよ。
死活問題なのは、避難所で喫煙をする人です。大げさと思われるかもしれませんが、避難所での喫煙は喘息の人にとって嘘や誇張じゃなく命に関わるので、本当にやめてほしいんですよね。
なにか災害が起こった時、喘息や化学物質過敏症など、周りの人たちの状態に生命の危機が左右されてしまう人も避難しなければなりません。
その先に、タバコの臭いが酷い喫煙者や、柔軟剤の臭いがひどすぎる人が多いと、本当に喘息大発作や化学物質によるアナキラフィシー 症状症状が起きて、最悪死んでしまいます。
記事タイトルでも触れましたけど、喫煙者や香害さんは本当に周りに配慮して欲しいんです。喘息の私には、避難した先での受動喫煙や香害被害のほうがずっとすぐ目の前にある死活問題なんですけどね。テレビではその話題は一切触れない。箝口令なのか、それとも防災に関して「香害や受動喫煙」はまったく意識されないのか。
例えば、私を含めた喘息の人間が被災して避難所に行った時、避難所に一人の喫煙者と数人の香害さんが居たら、喘息の人はそこには居られません。本当に、喘息大発作が起きたらその場で死ぬからです。洒落や冗談なんかじゃない。喘息は命に関わるんです。折角災害から生き残れても、他の避難者の身勝手で命の危機にさらされてしまう。
こういう話をすると、少数派は我慢しろと言う人が必ずと言っていいほど登場するけれど。
命に関わる我慢なんて出来ないですし、少数派と言っても、100~200人に一人は喘息の人が居る可能性があるんですよ。一つの避難所に、一人は入ってくる可能性が高い。それなのに、その人が死ぬのは仕方ないと言わんばかりの意見の人には本当に信じられないです。実際、私は何度かTwitterで喫煙者の人に「喘息なのが悪い」「外に出るな」と罵倒されましたからね。恐ろしかったです。
避難場所というのは、自分ひとりの為のものじゃなくて、沢山の人が集まる公共の場所です。
避難している間だけでも、他者迷惑をかける喫煙は控えてほしいと思います。
そういえば、アルピニストの野口賢とか言う人が被災地にタバコを贈ったことがあるらしいですけど、嗜好品とはいえ喘息などの人に悪影響を及ぼすものを被災地に配るって相当な偽善者としか思えないです。参照( 野口健、JTに変わって被災地にタバコを支援 – タバコってなんですか? )
被災地で喫煙したり、柔軟剤の匂いが充満するような状態で入ってこないでほしいと、喘息当事者の立場からすると心底思います。折角難を逃れて避難所に逃げた人が、更に苦しまなくても良いように、どうかご理解とご配慮をよろしくお願いいたします。
野口健、JTに変わって被災地にタバコを支援 - タバコってなんですか?
こんばんわ。JTによる被災地へのタバコの支援(それは同時に受動喫煙、禁煙阻止の支援とも言う)、JTがタバコの出荷を今日から見送るという事で安心していたのもつかの間。登山家で有名な野口健氏がJTに変わってかタバコの支援を始めています。この記事では美談のように書き連ねていますが、その美談に騙されてはいけません。***********************************************************************野口健氏が被災地に届ける寝袋とタバコ【トホホ取材記】東日本大震災を受け、アルピニストの野口健さん(37)が、避難所生活を送る人たちに向けて、寝袋を提供する物資支援を始めている。11日の震災後から、国内外のアウトドアメーカーなどに声をかけ、野口さんが調達した寝袋は、実に計...野口健、JTに変わって被災地にタバコを支援
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