アサシンクリードシャドウズの弥助問題について。

今回も「アサシンクリードシャドウズ」に登場する弥助の問題についてもう少し詳しく掘り下げてみたいと思います。よろしくお願いします!

アサシンクリードシャドウズとは?

「アサシンクリードシャドウズ」は、UBIソフトが開発したアクションアドベンチャーゲームの一つで、アサシンクリードシリーズの最新作です。

戦国時代の日本を舞台に、アサシンとなって数々のミッションをクリアしていく物語が展開されます。

「アサシンクリード シャドウズ」スマブラのごとく参戦者が増え大炎上継続!まったり歴史描写の問題点などを考えてみる。

アサシンクリードシャドウズの問題点

こんにちは、皆さん。今回も「アサシンクリード シャドウズ」についてお話しします。

このゲームは戦国時代の日本を舞台にしているのですが、リリース告知がされて以来、多くの批判を受けています。特に日本のファンからは、歴史描写やキャラクター設定について多くの不満が寄せられています。

まず、前回の内容を簡単におさらいしましょう。「アサシンクリード シャドウズ」は戦国時代の日本を舞台にしたゲームで、Ubisoftは「リアルな歴史上の人物を描く」と発表していました。しかし、実際には多くの不正確な描写が含まれているのです。

例えば、村の住民が桜の下で田植えをするシーンがありますが、これは季節的にありえないことです。また、関ケ原鉄砲隊の旗印の無断使用や、仏教の伝統に対する尊重の欠如も指摘されています。

黒人の侍、弥助は実在したのか。

特に問題視されているのが、黒人の侍「弥助」のキャラクター設定です。

弥助は実在の人物で、織田信長の家臣になったとされていますが、彼が侍としての地位を持っていたかどうかは不明です。弥助の描写についても、多くの批判があります。例えば、弥助が村人たちから尊敬の念を持たれるシーンや、戦闘シーンでの残虐すぎる行動が「侍らしくない」と言われています。

これらは、日本の歴史や文化に対するリスペクトが欠けていると感じる人が多いようです。

問題は日本国外にも飛び火中。

英語の記事でも、Ubisoftのゲームが文化的な誤解や歴史的な誤りを含んでいるとして、アジア全体で批判を受けていることが報じられています。特に、弥助が「伝説の侍」として描かれている点が問題視されています。

実際の歴史記録では、弥助は信長に仕えた黒人の家臣として記録されていますが、その後の彼の運命は不明です。史料が少ないため、彼がどんな地位にあったのかはっきりしていません。また、ゲーム内での日本の描写についても、多くの誤りが指摘されています。例えば、タタミの縁を踏む描写や、家紋の不正確な使い方、逆さまの仏像の描写などが挙げられます。

さらに、関ケ原鉄砲隊の旗印の無断使用や、文化財の無断使用も問題となっています。これらの要素は、Ubisoftの歴史的なリサーチの不足を示しており、日本のファンだけでなく、国際的な批判を招いています。

Ubisoftはこの問題に対して声明を発表しており、「私たち開発チームにとって、戦国時代の日本を舞台にしたアサシンクリードの制作は長年の夢でした」と述べていますが、批判の声は収まっていません。ゲーム業界全体が、正確な歴史描写と文化への敬意を持つことが求められています。ゲームファンの人たちは、歴史に基づいた作品を楽しむ一方で、誤った情報や文化の誤解を避けたいと考えているのでしょう。

黒幕はトーマス・ロックリー?

また、トーマス・ロックリー氏の論文に基づくデマの拡散についても触れたいと思います。Ubisoftはアサシンクリードシリーズを歴史的資料を調査して、史実にも沿ったゲーム内世界ということを売りにしていましたが、実際にはそうではありませんでした。黒人の弥助を侍とするなど、歴史的事実を無視した設定が物議を醸しました。

デマの出所の大半が、日本大学准教授のトーマス・ロックリー氏の論文でした。しかし、ロックリーの弥助や同時代に対する解説が作り話ばかりであることが明らかになっています。ロックリーはWikipediaやブリタニカまで、自分のデマを歴史的事実として自分で登録していましたが、それも指摘されています。

さらに、ロックリーを擁護しようと歴史学者の岡美穂子氏が参戦し、現在も大きな議論が巻き起こっています。本当に混乱していますねー。

まとめ

今回のお話をするために、さまざまな資料を調べましたが、本当にあちこちで情報が混乱しています。デマか本当かわからない話題も多く、まとめながらヒヤヒヤしました。

皆さんはどう思いましたか?皆さんの意見を聞かせてください。この記事についてどう思うか、コメントをお待ちしています。それでは、次回の記事でまたお会いしましょう!

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